今日は一日よい天気で本当に春になった感じがしました。しかし、朝のハウスの中は-5℃で真冬並の寒さでした。また、水道も凍って使えず、自宅からポリタンクに水を入れて運ぶこともしました。(運良く、昨日友人からポリタンクをもらって車の中に入っていました。)この寒暖の大きさが春の野菜作りの難しさなのかなと思いました。
ところで、今日はシイタケの種駒打ちをしました。(写真は駒打ち後雑木林の中へ仮伏せした様子です。梅雨明け後本伏せしその後上下を返し約2年半後から収穫になります。収穫の時期は春と秋の2回です。収穫までの時間の長さや収穫期間の短さが経営のネックになり雑木林の原木生しいたけは自家用くらいであまり市場流通しないようです。ですので貴重で思い入れも強くなるのです。)1000駒なのでたいした量ではないのですが、ドリルで穴を開けて駒を打つ作業を1人でやると結構時間がかかると思います。ちなみに今日は助っ人(70歳の老人)と2人でやったので意外と早く終了しました。この作業で一番大変なのは、原木を伐採して、山から運び出し、種駒を打ったあと雑木林に持っていき伏せたり、上下をひっくり返したりする作業です。細い木なら楽ですが、太い木は1人で運べませんし動かせません。ましてや地面が斜面だったり、足場が悪かったりするので危険を伴います。また、重いので肩や腕、手首、腰を痛めることもあります。原木栽培のしいたけはおいしくて魅力的なので続けていきたいのですが、原木を親戚から無償でもらったり、70歳の老人を酷使し頼らざるえない現状を考えると続けていくのが心苦しく難しい部分もあります。