百姓を目指す修行生の世界

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　今日は鶏が1羽死んでしまいました。原因は尻つつきです。どういうことかというと鶏が他の鶏の尻をつつき内臓を引きずり出して殺してしまうことです。ケージで1羽づつ飼う場合は起こらないのですが、平飼い（土の上で飼う）の場合はある程度起こることで仕方ない面はありますが残念です。  

　昨日、今日と試験的に直売所へ卵を出荷しました。高価なので売れないと思っていましたが意外とよく売れ少し驚いています。もしかして世の中の動きが本質的な中身重視に変わってきているのかも知れませんね。世の中の動きについていけるよう日々努めていきたいと思います。明日は卵と野菜をクルマルシェさんへ出荷します。興味のある方はクルマルシェさんへお問い合わせください。  

　今日は自分の判断ミスで最悪の1日になってしまいました。風が吹くとは知っていましたが正直ここまで大風が吹くとは思っていませんでした。自分の中に冬じゃないからたいしたことはないだろうと油断もありました。
①上室田の畑へトウモロコシを定植してビニールで被覆する予定だったのですが、あまりの強風でビニールがこいの　ぼりのように宙に舞ってしまいお手上げ状態でビニールを張るのを断念しました。せっかく育苗して大切に育てたの　ですがこの時期朝晩は寒いので枯れてしまう可能性大です。
②疲れ果て自宅周辺の畑へ戻ってくると見たくない光景が待っていました。葉物や根菜にかけていた被覆資材が風　　でめくれ上がり破けていたのです。そして、先日張ったマルチも風で吹き飛んでいました。思わず大声を出して叫ん　でしまいました。風を前にして無力感で戦意喪失状態に陥りました。被覆資材を再びかけ直しながら、自然を甘くみ　てしまったことへの自責の念と風への憎しみ、高価な被覆資材が破けたことへの怒りで頭の中が一杯になり今まで　の仕事が水の泡になりかけたショックで肉体的にも精神的にも疲れた1日になりました。  

　今日から養鶏を始めました。今回は師匠のＳ農園さんのお取り計らいで成鶏（卵を産む鶏）を分けて頂きました。いつも温かく見守って頂きまして誠にありがとうございます。

鶏舎内の様子です。鶏は土の上で飛んだり跳ねたり、土浴びをしたり、土をつついたりして時には仲間とケンカをして天真爛漫に振舞っています。白いのはオスです。卵は有精卵の可能性があります。

米や麦中心のえさのため黄身の色は自然な薄い黄色になります。黄身の周りの白身も盛り上がっていて新鮮な証拠です。一般的には黄身が濃い方がよいイメージがありますが、えさのトウモロコシの色素によってあのような色が出るようです。自然養鶏では輸入のトウモロコシに頼らず、国産の米、麦を中心に与える方が多いです。私も近場でとれる米、麦を中心にえさを与えることにしています。  

キャベツの苗です。今のところ順調です。

ここ数日の雨で急に大きくなったミニ白菜です。

一部枯れましたが、巻きはじめたレタスです。  

4月22日
・十文字ミニ大根
・小カブ
・ミニ人参（間引き）
・カキ菜
・ホウレンソウ
・ミックスサラダ
・京ミズ菜
・京ミブ菜
・京イモ
・原木しいたけ

いよいよ明日から養鶏が始まります。
  

今月の現代農業に自然養鶏（自分が行う養鶏も含まれる）が掲載されてました。なんと10個入りで1パック800円で販売していて売れているようなのです。こだわって手間ひまかけた本物は評価され需要があるのだなと思いました。  

　いよいよ明日から鶏を導入します。独立した時から5月導入を目標にしてやってきたのでやっとここまで来たなという感じです。明日からどうなるのかかなり緊張してきました。  

先程の大根葉と人参の葉を使っておかずを作りました。超大盛り（ごはん2.5合）の葉っぱ丼ぶりが完成しました。
小魚と炒めただけの超簡単。人参の葉も栄養が豊富で美味です。去年研修先で人参の葉の佃煮がでて超美味でそれだけでどんぶり2杯食べられました。

こちらも超簡単で人参は洗ってそのまま、大根も洗って切っただけです。皮にも栄養があるのでむきません。マヨネーズを添えてサラダの出来上がりです。人参の味が濃くて主張しています。  

　今日は地域の道路清掃がありました。今までは鎌持参で参加していましたが今年は違います。新しく買った草刈機があるのです。ちょっと得意げに現地に行くとほとんどの人が草刈機を持ってきていないのです。何気合い入れてるのみたいな視線で見られ少し恥ずかしかったです。実情を聞いてみると、まだ草があまり生えていないので側溝の掃除がメインだったようなのです。それでもせっかく持参したのでかっこつけて草むらを刈ってると、歯が草に引っかかって回らなくなること数度で、そのたびにエンジンを止めて引っかかった草をどけてまた刈っての繰り返しで歯は回らないけど気ばかり回ってました。  

左は人参の間引いたものです。地域の長老曰く、十文字地区は大根が有名だけど人参だっていいんだよ。あとは腕次第だよ。と
人参にはかなり期待していて、順調に真っ直ぐ伸びています。
右は十文字大根で、見ての通りのありさまです。期待していただけに残念です。腕次第だよの言葉が重くのしかかりました。  

一昨年家庭菜園をしていた時にアスパラガスを定植しました。今年初めて食べられそうです。今からわくわくします。  

　①今日は森の音のベジタブルさんとクルマルシェの阿栗さんが野菜を買いに来てくれました。なんと東京のお客さんへ宅急便で送るそうです。自分が栽培した野菜がはるばる東京までいくとは感慨深いものがあります。野菜を口に入れた瞬間をお客さんがどう感じるのかいろいろイメージが浮かんできます。

②磯部温泉の林屋旅館さんに野菜を出荷できることになり今日初めて出荷しました。自分が栽培した野菜や卵がプロの職人によってどう料理、味付けされるのかとても興味があります。自分の野菜や卵の品質で旅館の売上を左右する可能性があり重い責任がありますが同時にやりがいも生じます。朝食に卵かけごはんが出たら最高に嬉しいです。  

　鶏のえさ用に作った発酵飼料から異臭がしてきました。ハエはすごいし、明らかに発酵ではなくて腐敗です。においをかいだ阿栗さんとベジタブルさんは吐き気がしてしばらく気持ちが悪かったようです。成分の配合割合を変えて再チャレンジしてみようと思います。  

　やはり畑の草のことで苦情がきてしまいました。別に強く言われたわけではないので気にはしていませんが、今日か明日には刈ろうと思っていたから後味の悪さが残りました。雨が降りしきる中草刈りをしていたのですが、予定していた葉物の鉢上げが全部終わらず脱力感だけが残りました。  

　野菜を栽培することに集中していたため畑の周りがいつのまにか草ぼうぼうの状態になってしまいました。優先順位の都合上仕方なかったのですが、さすがに苦情も出てきそうなので草を刈ろうと思いました。がしかし草刈機をもってないことに気付き慌てて買ってきました。こんな感じで日々万単位の出費状態が続いています。鶏のえさ、保温資材、防虫ネット等の資材も高く頭を悩ませています。農業は本当にお金がかかります。  

　定植後順調に生育していたレタスが一部枯れました。他の株に伝染しないことを祈るばかりです。昨日まで順調だっただけに驚き落胆するとともに栽培の難しさを実感しました。明日の様子を見て今後の対策を講じたいと思います。  

・ホウレンソウ（2種類）・・春ホウレンソウの登場です。冬との味の違いをご堪能下さい。
・コマツナ・・・直売所で一番人気があります。
・小カブ
・十文字大根・・・当農園は十文字地区にあり大根が有名です。
・原木しいたけ・・・食べたら他のしいたけが食べられなくなりそうです。
・ミックスサラダ・・洗ったらそのままサラダで食べられます。虫食いですがすみません。
・京イモ・・・ねっとりしていて美味です。
・さといも・・・貯蔵もの
・観賞用のチューリップ
＊今日の昼飯のうどんの具に大根とカブの葉をいれました。あっさりとした優しい味になりおいしかったです。  

今日阿栗さんに出荷した原木しいたけです。肉厚でやみつきになります。

今日直売所で惨敗したホウレンソウです。自信があっただけに悔しいです。

虫食いのチンゲンサイです。

順調に生育している人参です。

鶏舎に敷いた腐葉土です。落ち葉が発酵していていいにおいです。

今日完成した産卵箱です。



  

　今日はクルマルシェの阿栗さんが仕入れに来てくれました。カブ、しいたけ、ミズナ、十文字大根が完売したようでホットしています。一方、直売所に出した初出荷のホウレンソウ、京ミブナ、カキ菜は惨敗でした。商品説明の紙を付けて気合いを入れたのに売れずへこみました。夕方になると半額に処分されそれでも売れず名前が公表されてるので何か辱めを受けてる感じもあり複雑な心境です。野菜もいじくられてくたくたになっていましたが、自分の気持ちも一気にくたくたになりました。